てこの事らしいけど…
小学校高学年で習う「てこの原理」、てこを利用して重たいものを小さな力で動かすこと。投資のレバレッジもイメージは「てこ」らしい…けれども、投資の世界でいうレバレッジ(てこ)では「小さな元本で大きな利益を生むために借り入れをしよう」という意味に使われる事が多い。1万円を投資して月5%の利益を得たら500円だけれども、残り99万借り入れして100万円なら月5万円になる。「賢く投資先を選定して借り入れして大きく儲けよう(意訳)」みたいな煽り文句が結構散見します。
私のレバレッジのイメージは「てこ」ではない!
確かに小さな力で大きな結果という意味では「てこの原理」に似ていると思いますが、私のイメージするレバレッジのイメージは「速さ」投資は自動車の運転をイメージしています。
徒歩から自動車へ
資産運用を学ぶまでは「自分の給料で資産を貯めるのが一番」と考えていましたが、これは目的地に徒歩で向かうイメージだと今は感じます。そして投資をするっというのは徒歩ではなく、自転車や自動車に乗り換えて目的地に向かう方法だと。徒歩で行くよりも早く到着する代わりに、ガソリン代(各手数料)や事故(マイナスになる)の危険性があるイメージ。日本語でリスクは危険性と訳されることが多いですが、直訳は「振れ幅」、車で言えば速く走れば早く目的地につく…代わりに事故の危険性も上がる、その振れ幅のこと。
〇〇倍速までなら大丈夫…かな(本当に?)
「レバレッジをかける」=「自動車の速さ」とイメージしましたが、自動車で60km/時の3倍(180km/時←もちろん違法です)で走れば3倍速く目的地に着くけれど、事故の可能性は右肩上がりです、もし事故を起こしたら自分の命の危険性も高まります。投資の世界でも一緒で、自分が安全運用を出来る範囲を越してレバレッジをかければ破綻してしまう可能性がそれこそ複利的に上がってしまうでしょう。
何で国は規制しないのかな?を考えてみた
交通では法定速度を越えて運転すれば違法となり取り締まれますが、投資の世界では銀行(借り入れ)や証券会社(レバレッジを効かせた投資商品や信用取引など)があるのかを考えてみた。結果「交通」のレバレッジ(スピード違反)だと、もしス事故を起こした場合、起こした本人はもちろんのこと、被害者も出る可能性があるし、事故車両や事故現場の片づけ、交通整理等々で多大の迷惑が全体に掛かってしまう。対して「投資」でのレバレッジの場合、損失は当人だけなのと、レバレッジの結果利益が出れば、その利益部分に税金を掛けることができるというのがあるのかもしれない。
投資運用も自動車運転も自分にあったやり方で
今日はレバレッジを否定したい訳ではなく、あくまで私がイメージするレバレッジについてでした。投資手法やらレバレッジの種類によっては「高速道路」の様に早く目的地に着くことも可能かもしれません、がどんなに運転が上手な方でも事故を起こす可能性がある様に、どんなに運用が上手な方でも事故投資になる可能性もあります。今日の主題は「事故無く安全運用でいきましょう」と。ではまた。