5月のニュースで
これまで投資を始めるまでは、ほとんど気にも留めてなかったお金のニュース。今回5月12日にNTTからの「6月30日を基準日に株式を25分割します」という発表を受けても、投資をしていなかったら「ふーん…」くらいで気にもしなかっただろう。ただ現在は株式についても勉強し始めていたのでニュースを見て思わず大きく反応してしまいました。
始めて買った株のひとつ
それもそのはずで、私が生まれて初めて株式を購入したのはSBIネオモバイル証券からトヨタ自動車(7203)、オリックス(8591)、ソフトバンク(9434)、そして日本電信電話(Nippon Telegraph and Telephone Corporation、略称: NTT)(9432)をそれぞれ1株ずつです。なぜSBIネオモバイル証券からこの4社を購入したかは、単純に当時「1株」から購入できるのがSBIネオモバイル証券だけだったのと、まだ株式投資について学んでいこうと証券会社の口座を開設してみて、初めて株式を購入するにあたって次の点を考慮して選びました。
- 私が知っている会社である→事業内容も分かる&調べるのも比較的容易
- 10年後も続いているであろう会社→絶対ではないが突然なくなる心配がない
- 比較的高配当である→3~4%と超高配当という訳ではないけれど、安定性と安心感はある
その後も1株ずつ他の会社も含めて買い増していき、2023年5月の発表時にはNTT株は2株だけSBIネオモバイル証券経由で取得していました。つまり今回の株式分割は私の2株が分割されて50株になるということ(単価は下がって評価額は変わりませんが)
この記事を書いている直前の株価が4040円なので、もしそのままの価格で分割されれば161.6円、議決権のある単元株(100株)でも16,160円と分割前の404,000円に比べてグッと手が届きやすい価格になると考えられます。
NTT島田明社長も決算説明会で「NTTの株主の多くは高齢で8割は60代、もっと若い世代の人に幅広く投資してもらいたい」と分割して株式単価を下げる理由を株主に伝えた。ただ、違った見方をすると昨今の若年層で投資を学ぼうという意欲と2024年に始まる「新NISA」その内の「成長投資枠」の両方も視野に入れてのことだと思われる。
以上のことを踏まえて、分割後に新たな株主が増えて株式が成長する可能性と、ただ既に老舗会社なので大幅な成長は難しいと予測して2株だけSBIネオモバイル証券から買い増し計4株に。これで分割後は100株になる予定。
(なお、SBIネオモバイル証券は2024年1月に親会社のSBI証券との経営統合に向けて、2022年10月7日以降は新規の口座開設はできません。また現在では1株などの単元未満株について大手ネット証券での取り扱いが始まってます)
今後について
基本的に私は株式を含めた資産運用については長期保有を基本方針にしているので、値上がりによる売却益を考えずにホールドしていくつもり。おそらく今回のNTT株の分割を受けて、私は新規の株主が増えて一時的に株価が上がり、その後値上がり益を狙った売却で下がるだろうと。ただ、その後、NTT株に投資するハードルが下がったことに寄って、資金の流入は一定に続くと思われるし、私個人としてはこれによりNTTが企業として成長して、日本の通信環境がもっと向上することを期待している。それでまた、皆さんも良い投資を。